マイホームでオススメの設備7選【レビュー】

 マイホームを建てる方は、間取りや設備で悩まれることが多いと思います。
私も建てる前は毎日夜中まであれやこれやと悩みました。
わが家はマイホームを建てて3年になります。
今回は、住んでみて、満足したこと、オススメ出来る設備をご紹介します。

 

ストックヤード(さしかけ)

ストックヤードというのは、勝手口に併設した半透明の波板等でつくる倉庫のようなものです。
物干し、自転車置き場、アウトドア用品置き場、ゴミ置き場等、半外として利用ができます。
わが家は物干し、アウトドア用品置き場、ゴミ置き場としてここを使っています。

ストックヤード
ストックヤード

ストックヤードのいいところは3つあります。
1つは家の中に衣類のホコリが落ちません。
以前アパートに住んでいたときは、衣類を干す部屋に衣類のホコリが積もってよく掃除していましたが、そういうことがなくなりました。

2つ目は部屋干ししないので、家の中がスッキリします。
アパートの頃は、部屋の鴨居にひっかけたり、自立型のハンガーを置いて干したので、家の中が洗濯物でゴチャゴチャして、常に生活感が溢れていました。
ストックヤードだと家の中で干すことが無くなるので、リビングダイニングがいつもスッキリして気持ちいいですよ。

3つ目は洗濯物が濡れないことです。
共働きだと、昼間は誰も家にいないので、急に雨に降られると困ります。
ストックヤードに干しておくと、そんな心配はありません。

ストックヤードをつくる上でオススメのポイントを3つご紹介します。
1つ目は洗濯機のある場所からなるべく近いところにストックヤードをつくることです。
洗濯物を持って移動するのは大変です。特に子供が小さい頃は、洗濯物が多く重いです。
なるべく洗濯機とストックヤードの距離を短くして、楽な動線を確保しましょう。
わが家は洗濯機は洗面所にあり、ストックヤードのドアを洗面所につくっています。
洗濯機で洗濯物を取り出し、ストックヤードまですぐに運べとても便利です。

2つ目はストックヤードの床の高さは家の床の高さと同じにするということです。
そうすることで、楽にストックヤードへ出入りできます。
わが家はストックヤードにデッキをつくり家の床と同じ高さにしています。
もしストックヤードにデッキが無いと、出入りするときに昇降運動をしなくてはなりません。
毎日昇降が続くと、地味にしんどいです。
自分が年をとったときのことも考えて、ストックヤードの床の高さは家と同じ高さにすることをオススメします。

3つ目は引き違い戸をつけて完全に密閉空間にするということです。
ストックヤードで多いのが、天井だけつくって、半開放しているもの。
風通しはよいのですが、雨が降り込みますし、蚊は来るし、洗濯物を干すにはデメリットが多いです。
引き違い戸をつけて、側面も囲って密閉空間にすることで、雨が降りこまれなくて済みます。
また、夏場に蚊が入ってこず、虫にさされずに洗濯物を干すことが出来ますよ。
冬場でも、温度を確保できます。
暑いときは、引き違い戸を開けて(うちには網戸がついています。網戸は必須。)風を通してやればよいです。

 

杉の無垢フローリング

わが家は杉の無垢フローリングです。
WOODONEというメーカーの1.5cmの厚さの杉無垢フローリングにVATONという塗料を塗っています。
VATONは木に浸透していく塗料で、木の呼吸を妨げません。

杉の無垢フローリング

杉の無垢フローリングでよかった点は3点あります。
1つめは、夏に足裏がべたべたしないこと。
杉材は、他の木の種類比べて、空気を多く含んでいます。
ですから、素足で歩いたときに、さらさらして、とても気持ちいいです。
実家は固い桜だったと思いますが、梅雨や夏は湿気や汗でべたべたで気持ち悪かったです。

2点目は冬はあたたかいということ。
他の固い木だと、冬はひんやりして冷たくなりますが、杉の無垢材は空気を含んでおり、断熱効果があるのか、ひんやりしません。

3点目は梅雨時に湿気を感じないということ。
これは、杉材が吸湿効果があり、湿気を吸ってくれるからだそうです。
湿度計をつけていますが、だいたい55%前後で推移しています。
アパートの時は、クッションフロアだったと思いますが、梅雨はじめじめして暑かったです。
今はじめじめ感を感じないので、梅雨でもエアコンをつけることが少なくなり、電気代も節約できています。

一方杉の無垢フローリングは弱点もあります。
それは傷がつきやすいということです。
空気を含んで軽い杉はその分柔らかいので、物を落としたり、ひきずったりすると、傷がついてしまいます。
しかし、見方を変えれば、家族の生活が、物語がそこに刻まれているとも言えます。
わが家も、子どもがおもちゃを投げたりして、傷ついていますが、あまり気になりません。
わが家の歴史として、愛着をもっています。小さな傷ですから、目立ちませんので、そこまで気にする必要は無いかと思います。
また、子どももこけたりしても、床が柔らかいので痛がりません。

傷は思い出

 

 

杉のフローリングを施工する際に注意していただきたいのが塗料です。
表面をコーティングするような塗料だと、さらさら感、断熱効果、調湿効果は得られにくいということです。
わが家はVATONという浸透して、膜をつくりにくい塗料を使っています。
施工会社とも塗料はご相談下さい。

エコウィンハイブリッド(輻射熱空調)

エコウィンハイブリッドは輻射式(ふくしゃしき)の冷暖房で、パネルの中を冷媒、熱媒が流れています。
熱いやかんの横に手を近づけると触れていないのに熱が伝わってきますよね。
この現象を利用したのが輻射式空調で、私の家では工務店のススメでエコファクトリーのエコウィンハイブリッドを導入しました。

エコウィンハイブリッド
エコウィンハイブリッド

2年以上使っていますが、期待通りいいです。
夏は洞窟にいるような、冬は体の芯が暖まる、優しい質の高い冷暖房です。
微風運転のため、エアコンの風がどうしても苦手な人には特にお勧めです。

注意する点はパネルの置く位置が重要です。配管工事がありますので、マイホームやリフォームを計画している時点で工務店やハウスメーカーと検討しましょう。
詳細は、下記のページをご覧下さい。

Good Products

輻射式空調で、私の家では新築時に工務店のススメでエコファクトリーのエコウィンハイブリッドを導入しました。「エコウィンハイ…

天井と同じ高さの窓、ドア

みなさんはリビングの掃き出し窓の高さやドアの高さをどれくらいにするか考えていますか??
ほどんどの方はメーカーや工務店の勧められる高さをそのままなんとなく受けいれているかと思います。
わが家は、リビングの窓の高さを天井の高さと同じにしました。
高さで言うと、245㎝です。工務店からは220㎝で提案されていました。

天井と同じ高さの窓

天井と同じ高さの窓のメリットは、ズバリ「部屋が高く見えること!」です。
縦長のストライプシャツを着ている人だと細く身長が高くみえるみたいな感じと思ったらいいです。
また、窓の面積が増えますので、明るくなりますので、とってもオススメです。
更に、下の図のとおり、余分な線がなくなりますので、空間がすっきりします。

天井と同じ高さの窓やドアにするデメリットは、値段が高くなること。窓やドアの面積が増えますのでコストは増えます。
また、窓については、窓の面積が増える分、断熱の壁が小さくなりますので、お部屋の断熱性能が少し落ちること。
といっても、すごい寒いとかすごい暑いとかわが家では全く感しませんし、電気代も高くないので、気にしなくていいレベルかと思います。

 

 

天井埋め込みのカーテンボックス

カーテンボックスはカーテンレールが中に取り付けられたボックスです。
それを窓際の天井に埋め込んでやったのが天井埋め込みのカーテンボックスです。
これはホントにオススメです。

天井埋め込みのカーテンボックス

天井埋め込みのカーテンボックスにすることのメリットはなんといっても空間がスッキリ見えること!
カーテンレールって出っぱってて、何気に存在感があるじゃないですか。
それを天井に収めることで、存在をなくすことができ、ゴチャゴチャ感が無くなります。
空間をシンプルにスッキリ見せたい人に本当にオススメです。

それからもうひとついいことがあります。
カーテンレールの上に埃がたまらにのでキレイです!
カーテンレールは壁では無く、上につけるので、埃が積もらないのです。

更にいいことがあります。
カーテンが長くなり、お部屋が高く見えます。
窓の高さが天井までないお部屋でも、カーテンボックスを設置し、カーテンを長くすることで部屋が高く見えるようになり、より開放感を感じられるようになりますよ。

ポイントは天井に埋め込むということ。
ここはしっかりメーカーや工務店に伝えて下さい。
カーテンボックスが壁に取り付けられると意味が無くなるだけでなく、カーテンボックスの存在感が強く、むしろお部屋のゴチャ感が増してしまいますのでお気をつけて下さい!

埋め込みのカーテンボックス。レールが見えなくなり空間がスッキリとする
カーテンレールが見えなくなり空間がスッキリとする

 

吊り戸(レールのないフラットな床)

うちは引き戸を吊り戸にしています。
吊り戸は名前の通りですが、ドアを天井から吊っているだけのドアです。
こうすることで床にドアのレールが無くなりますのでスッキリします。ゴミなんかもたまりませんし、足がつっかかることもありません。
ロボット掃除機も難なく出入りできますよ。
もう3年以上経ちますが、開け閉めも滑らかでオススメです。

天井の羽目板

羽目板とは壁や天井に貼る板のことで、「はめいた」と言います。
わたしの家はリビングの上に羽目板を貼っています。

羽目板

天井に羽目板を貼ることで、アクセントになり、空間が引き締まるとともに、木のナチュラル感が感じられます。
色は好みですが、落ち着いた感じにしたいのなら暗めの色、明るいお部屋の雰囲気にしたいのなら明るい色がいいかと思います。
暗めの色よりは明るい色のほうが高さや開放感が感じられるかもしれません。
わたしの家は、杉の無垢材の羽目板にVATONという塗料のミディアムブラウンを塗っております。
暗めの色ですので落ち着いた感じになります。
この塗料は床材とおなじく、表面に膜をつくらないので、杉の呼吸を妨げず、杉の羽目板が調湿機能を発揮していると思います。

羽目板はお部屋の一部でされるのがいいかと思います。
全てを羽目板にしてしまうと、ログハウスのようになってしまい、アクセントにならなくなってしまいます。(逆にログハウス風が好みの方は全部の方がいいかもしれません)
わが家は普通のマイホームと同様、リビングとダイニングが同じ部屋なのですが、リビング部分(テレビを見るスペース)の上のみ羽目板にしています。

 

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