子供に読書習慣を身につけさせるためにやったこと

「子供に読書習慣をつけさせるにはどうすればいいんだろう。」

「本好きの子供になって欲しい。」

「本を借りてきても全然子供が読まない。」

「子供が自力で本を読まず親が読んでやらないといけない。」

長女は小学3年生になりますが、読書が大好きです。年間500冊は読んでおり、子供の本とは言えども、年間5冊も読まない私とは異次元のレベル(–;)

でも自然に本好きになったわけではなく、色々と努力して本好きにさせました。

実践したことをご紹介しますので、参考にしてください。

読書するこども

読書好きにさせるためにやったこと

最低2週間に1回は図書館へ行く習慣をつける

図書館へは2歳頃から行く習慣があります。

基本的には2週間に1回という頻度です。

なぜかというと、私が住んでいる市は2週間まで借りられるからです。

1人10冊まで借りられるので、家族の人数4人×10冊=40冊を2週間借ります。

40冊のうち、1冊は夫の本ですが、あとは全て子供の本。

長女が20冊、長男が19冊借りています。

図書館で本を読む女の子

小さい頃からずっと連れて行っており、好きな本をそこで読んだり、定期的な読み聞かせ会に参加したり、借りて帰って読んだりしていますので、図書館は楽しい場所という認識があるようです。

自分で読めない6歳くらいまでは、半分は夫が選んで、半分は自分で選ばせていました。

子供の年齢に応じて、やはりその子供の好きな本があります。

2歳から4歳くらいまでは、アンパンマン、おさるのジョージ、トーマス、のんたん、14匹のネズミ、等好きなシリーズがあるようで、本の場所も覚えているので、図書館へ行ったらよく借りていました。

好きな本は何度も繰り返し読みたがるので、何度も借り、何度も読んでいました。

積まれた絵本

また、小さい子は絵を見て、興味をもって、借りてくる場合もあります。長女も長男もですが、妖怪やおばけ等については、沢山読んでいました。

一方で、小さい子は話の内容が分からないので、難しすぎたり、長すぎたりする本も選ぶことも有ります。ですから、夫が、長女、長男の年齢やレベルに合わせて、色んな本を選んでいました。

物語だけでなく、虫の写真の本や乗り物の本等、理科的な本も時々読んでいます。現実世界にも興味を持って欲しいという夫の希望みたいです。

分かりやすく、物語風に描かれている、理科的な絵本・写真本も多いのでオススメです。

 

親が本を読む習慣を持つ

これ結構重要だと思います。

親が本を読まないと、子供も読みません。

うちは私が全く本を読みません(^_^;)

でも、幸い夫が寝る前に読書する習慣があります。

本を読む女性

だから、子供もそれが普通のことだと考え、自然と習慣が身についていきました。

本を読むのが苦手なら、雑誌や絵が多い本を借りて読むなど、とにかく子供の前で読む習慣をつけてみてください。

親がスマホをずっといじっているのは、ダメだと思います。子供が小学2,3年になると、確実にスマホやタブレットで動画ループに陥ります。

スマホ、タブレット、テレビは無制限に使わせない。

スマホ、タブレットは無制限に使わせないようにしましょう。

特に動画を見始めると、永遠に見続けます。

見せても30分まで、1本だけと言う風に制限をつけましょう。

わが家は、原則、土日に1人2本までしか見せませんでした。アニメ見る以外に、外で遊んだり、工作したり、折り紙したり、やることはいっぱいありますし。

保育園や学童保育にいったりしていると、夕方18時以降に帰ってからは、ご飯、お風呂、寝るの3拍子のリズムなので、あまり見る時間はありませんでした。

スマホを触る子供

子供の面倒を見るのが億劫なので、タブレットを渡して動画を見せたりしている家もあるようですが、やはり永遠の動画ループにはまるようで、お風呂に入らない、ご飯を食べない、寝ない(寝るのは毎日夜11時くらい)、、その結果、その子は授業中寝ている、、ようでした(^_^;)。

それから、テレビのつけっぱなしはやめたほうがいいです。

何もしなくなります。

保育園から低学年までは、その子の生活癖やメディア癖がついてしまうので、気をつけましょう。

寝る前に読む

絵本は毎日寝る前に読んでやっています。

1日の最後に、絵本という楽しみがあるのです。

だいたい1日に1冊~2冊読みます。

読んでいる間に子供が寝落ちしていることもよくあります。

部屋は暗くして、デスクライトだけつけて読んでいます。

読書をする親子

4~5才くらいから読む練習をする

うちの子は4、5才くらいにはひらがなを読めるように学習しました。

だから、絵本を読むときに、少しずつ自分で読ませる練習もさせました。

最初は、その本の題名だけを読ませる。

次に、題名と最初のページの一行目だけ。

その次は、題名、複数のページの一行目だけ。

その次は、パパと子供が一文、一文、交互に読む。

その次は、パパと子供が1ページずつ交互に読む。

その後は、自分で読み始めるようになりました。

読む練習を始めてから2年くらいで自分で勝手に読むようになりました。

長い目で、読む練習に伴走してやることが大事かと思います。

絵本を一緒に読む父と娘

 

ダイアロジックリーディングを実践する

ダイアロジックリーディングというのは絵本を読むときに子供とその内容について会話をしながら読み進めていく方法です。

これはたまたま図書館で手に取った「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」という本で知りました。

アメリカではダイアロジックリーディングのようなスタイルで読み聞かせをしているようです。

具体的には、

(1)絵本の内容を問う質問

親:「これ何?」

子:「ワニ」

親:「そう、ワニ。よく知ってるね。」

子:「この前、動物園で見たよ。」

親:「怖かった?大きかった?」

子:「なんかねー、ぎざぎざしとった。」

ポイントは内容について、「これ何?」「何個ある?」「○○はどこにいる?」等、事実を問う単純な質問をして、その後、そのことについて少しだけ話題を広げます。

読書をする親子

(2)絵本の内容について、自分の意見を問う質問

例①

親:「どうして冷たいごはんしか出さないお店なのに、急にお客さんが増えたんだろう??」

子:「暑いからじゃない!?」

親:「なるほど、そうかもね!」

読書をする親子

例②

親:「このままじゃ、この子もおばけに食べられちゃうねえ。この子どうするんだろう?」

子:「うーん、おばけについているチャックを開けてえ、、、中の人を助ける」

親:「なるほど、それはいいアイデアだね」「ママはねえ、逃げると思う」

 

ポイントは、「どうして○○したのかね?」「これからどうなるかな?」「この子はどう思っているかね?」等、自分の意見を問う質問をします。

そして、それについて私は必ず肯定するようにしています。そうすることで、答えは1つではなく、色んな考えがあっていいというのを認識させるようにしています。

 

実践してみて大事だと思ったのは、質問をしすぎないことです。何個も質問すると、絵本が楽しくなくなるので、私は1つの絵本で3つくらいにしています。

 

ダイアロジックリーディングについては下記の本に詳しく書かれています。かなりいい本ですのでオススメします。

 

 

読書ノートとご褒美

読書のモチベーションを上げるにはどうしたらいいのか考えていました。

そこで、小学1年生になったら、ノートを読書ノートをつくって、記録をつけさせていました。

本の題名や日付等を書いて、感想や絵を書かせました。

記録なので、簡単なものでいいかと思います。

ずらずら書かせると、疲れますし。

読書ノートの表紙

それから、ご褒美にお小遣いをあげました(^^;)。賛否両論有るかと思いますが。

10冊ごとに、記録がたまったら、100円とか、そんなペースであげました。

うちの子には、効果があったようで、数百冊を読み、2年生になる頃には、読書ノートもお小遣いもやめても、貪るように(むさぼるように)本を読むようになりましたよ。

やはり、読んだ成果が見える化され、フィードバックされ、お小遣いも貰えて嬉しいし、やる気が出たのかと思います。

読書ノート中身

 

まとめ

・子供と図書館に行く習慣をつけましょう。パパ、ママと図書館に行って楽しかった思い出、気持ちが、本を好きにさせ、読む力につながります。

・親が子供の前で本を読む週間をつけましょう。かなり重要です。逆に、スマホを見ているところはあまり見せないようにしましょう。

・スマホ、タブレットを無制限に使わせないようにしましょう。

・寝る前に絵本を読んであげましょう。

・読む練習を4,5才くらいから始めましょう。

・ダイアロジックリーディングで子供と会話しながら読みましょう。

・読書ノートで記録すると、沢山読んだ成果が見える化でき、モチベーションアップになります。

本を読む高校生

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