「マイホームを建てたいけど何からしていいか分からない」
「色んなホームページを見ても、広告が多すぎて疲れる」
私は2017年にマイホームを購入しました。
でも当時は、何からすればいいか分かりませんでした。
そこで、まず本を読みました。
沢山本を読んで良かったものをご紹介します。
はじめて家を建てました!
この本は漫画家のあべかよこさんが実際に家を建てる前から建てた後までをマンガで描いた家づくりの体験談をもとにした物語です。
家を買おうと思ったきっかけ、住宅展示場の見学、土地探し、ハウスメーカー選び、工法選び、各種規制、資金計画、住宅ローン、ハウスメーカーとの打ち合わせ、間取り、コストダウン、施工、引き渡し、内覧会、引越等が体験談と解説付きで描かれています。
マンガで描かれているので、読んでも疲れません。
仕事をしながら、マイホームや家づくりのことを考えるのはけっこう疲れるモノです。
寝る前に、マンガでどんどん読めるのでオススメです。
また、実体験をもとに面白おかしく描かれており、全然飽きません。
どの章も面白いですが、私は第1章の色んなハウスメーカーや工務店との格闘が大好きで、実際同じようなことが私たちもあったので大変参考になりました。
ただの実体験だけで無く、専門用語や難しい構造の話も、イラスト付きで分かりやすく解説されています。
住まいの解剖図感
突然ですが、ドアは内開き、外開きどちらがいいか分かりますか??
私はこの本を読むまで、こんな視点すら持っていませんでした(汗)
この本では、建築家の増田奏さんが家の色んな場所、機能、設備についてどういう風に設計すればいいか、専門家の立場から、沢山の図で説明しています。
ハウスメーカーの方との打ち合わせ事項は、間取り、部屋の巾や高さ、照明の位置、コンセントの位置、窓の位置、断熱、建具の高さ、庇の有無、玄関の段差等、多岐にわたります。
私の経験談ですが、ハウスメーカーの方は、限られた予算の中で常にベストの方法を提示してくれるとは限りません。
特に経験の浅い設計者の方だと、住みにくい家の設計をされる方もいました。
この本は、どういった基準で玄関の庇の長さを決めたら良いか、玄関の段差はどれくらいにしたたよいのか、どういう風に階段を付ければ2階の部屋の広さが変わか等、メーカーとの打ち合わせ前に絶対に知っておくべき点が、具合的に多数紹介されています。
どの項目も大変参考になりますので、全てのページをよまれることをオススメします。
私が特に参考にしたのは、チャプター1のダイニングの項目で、一人あたりどれくらいの食事のスペースが必要か、ダイニングテーブルの椅子の後ろには人が通るため最低どれくらいスペースが必要か等が図で解説されており、実際の設計に活かさせて頂きました。
この知識が無かったら、設計士のつくったまま、なんとなくよさそうで終わり、修正すること無く、今頃、使いづらい家になったかと思います。
今一度申しますが、設計士の方は限られた時間、経験で設計をされますので、住みにくい設計になっていることもあります。
同じ予算内でも、もっといい間取り、方法、もっとコストダウンする方法があるかもしれません。
そのために、この本を読まれることをオススメします。
タイミングとしては、ハウスメーカーさんとの打ち合わせ前に読むといいですよ。
図解 わかる住宅ローン
皆さんは住宅ローンをインターネットで検索して、金利の安い順で選んでいませんか?
その方法だと、損している可能性があります。
住宅ローンは複雑な分野です。金利以外にもコストがかかりますので勉強することをオススメします。
この本では、ファイナンシャルプランナーの浅井秀一さんが、専門家の立場から、住宅計画、住宅ローン、フラット35、民間住宅ローン、公的融資、団信、取得前後で係る税金、住宅ローン控除等、住宅ローンを取り巻く様々な分野まで切り込んで図解で解説されています。
私はフラット35(35年間固定金利)でローンを組んでいますが、この本のフラット35の章は大変参考になりました。
なんとフラット35関連でだけで20ページも解説しています。
インターネットに載っていない、フラット35の融資手数料の安い銀行もここで知りました。
先ほど書いたように、ローンは金利以外にも手数料等の他のコストも大きくそれらについて知っておくことが必要です。
インターネットの広告宣伝にあまり踊らされず、冷静に判断するためにも書籍で勉強されたほうがいいです。
この本の他にもローンの書籍はたくさんありますので、書店で選ばれるといいと思います。
ローンは複雑ですので、図や絵が多いものをオススメします。
読むタイミングとしては、マイホームが欲しくなった最初の時期をオススメします。
そうすることで、予算が把握でき、無理のないマイホーム計画が出来ると思います。