【レビュー】子供を成長させるおススメの絵本

わが家は2週間に1度図書館に出かけ、本を借ります。

3歳からは本は子供に自由に選びさせています。

1人10冊まで借りられるので、4人で40冊借りられます。

わが家で借りた本で、子供が大好きだったもの、何度も読んでとせがんたもの、心の成長に役立った本等、おすすめの本を紹介します。

3歳以上ににおすすめの本

ダメ! /くすのき しげのり原作 いもと ようこ文・絵

自分の意見を言えないリス君が、ある日大好きなプリンをクマ君に食べられます。ゆっくりプリンを食べようと思っていたのに、とても悔しいリス君。

でも、相手は大きくて、大きな声のクマ君。リス君の苦手なお友達です。リス君はいつもクマ君にゆずってばっかり。この前もブランコもゆずりました。

リス君は、布団の中でこのままじゃダメだと思い、ある日思い切って、プリンを食べたこと謝ってとクマ君にいうことにします。

自分の意見、本音、いやなことをいやと言えたリス君、そのときから、クマ君と新しい本当のお友達の仲になっていきます。

子供は、自分より大きなお友達ややんちゃな子が少し苦手でゆずりがち。そんな子に勇気を与え、ほんとうのお友達とはなにかをわかりやすく教えてくれるいい絵本です。



となりのたぬき/せな けいこ作・絵

うさぎはたぬきが大嫌い。お互いいつもいがみあっています。

うさぎは、タヌキなんか、あたまにたんこぶいっぱいで、ぺっちゃんになって、どこかにふっとばしてしまいたいと思いました。

ある日、お月様に、1か月間、うんとたぬきに親切にしたら、あたまをたんこぶいっぱいにして、ぺっちゃんにして、どこかにふっとばしてあげると言われます。その日から、昨日のうさぎとは別人のように、たぬきに親切にします。

最初は不思議だったタヌキも、だんだんうさぎが好きになり、うさぎに親切にするようになりました。

そうするとウサギもタヌキを好きになってきます。

1か月がたち、お月様との約束の日がやってきたとき、ウサギが出た行動は・・・

誰でも嫌いな人はいます。でも自分から少し変わって親切にする、親切になる勇気があれば、もしかしたら、最高の友達になれるかもしれない。大人にも気付きを与えてくれる絵本です。せなけいこさんの絵は、シンプルですっきり、字数も少なく、リズム感があり、うちの子が大好きな本のシリーズです。



まほうつかいとねこ/せな けいこ 作・絵

あるところにまほうつかいがおり、ほうきに乗せる黒い猫を募集します。雪の降る寒い日に応募しにきたのは白い猫でした。

募集しているのは黒の猫なので、断りますが、外は雪。可愛そうなので1日だけ家においてやることに。

次の日もまだ雪が降るので、天気がよくなるまで、家においてやることにします。白猫はまほうつかいのお手伝いをしたりと交流を深めます。

そして、天気が良くなったので、白猫は出ていくことに。まほうつかいは素直でかわいい白猫と離れがたくなり、白猫をほうきにのるねこにすることに決めます。

ほうきに乗せる猫は黒という暗黙のルールがある中、色々工夫と努力をして乗り切るまほうつかいと白猫。やがてみんなに認められ、世界を変えていきます。

他人とちがってもいい、世の中の変なルールは気にしない、そんなことをやさしく教えてくれる絵本です。



 

わたしゃほんとにうんがいい /せな けいこ 作・絵

にこにこおばあちゃんの口癖は「わたしゃほんとにうんがいい」。

ある日、底の空いた古いつぼを見つけ「わたしゃほんとにうんがいい」。

しかしつぼには金貨が入っており「わたしゃほんとにうんがいい」。

しかしつぼをもって帰っていると、金貨が銀に変わり、その後も次々価値の低いものに変わっていき、最終的にはただの石に。

それでも、前向きに考え、おばあちゃんは「わたしゃほんとにうんがいい」。

どんなことがあっても、プラスにとらえることで楽しく生きる。そんなことを教えてくれる絵本です。



ゆびたこ /くせさなえ

ゆびしゃぶりが大好きなわたし。もうすぐ1年生になるのに。

お母さん、お父さん、お姉ちゃんに、包帯まかれたり、ワサビつけられたり、叱られたり、、それでもゆびしゃぶりがやめられない。

ある日、「ゆびたこ」が出来て、喋りだした。指を見ると、顔のあるゆびたこが笑っている。ゆびたこが言うには、吸えば吸うほど大きくなれるから、もっと吸ってとのこと。ゆびたこが大きくなるのを造像して、こわくなった私は指しゃぶりをやめることを決意する。

だんだんゆびたこは元気がなくなっていき、かわいそうになる。。「ゆびたこ」との友情とお別れを描く絵本です。

ゆびしゃぶりをやめられない子はいると思います。私も小さい頃そうでした。私は親に「たこが出来るよ」と叱られたとき、海で泳ぐ「タコ」と勘違いし恐れて、スパッとやめたのをよく覚えています(^-^;

ゆびしゃぶりをやめたいと思っている子と一緒に読んでほしい絵本です。

ゆびたこ

ないたあかおに   /ぶん はまだ ひろすけ ・ え いけだ たつお

あるところに赤鬼がいました。鬼だけど、親切でやさしい鬼です。

ある日、人間と仲良くなりたくて、心の優しい鬼のお家に遊びに来てください、と書かれた立札を立てます。

しかし、近くを通りかかったきこり達は食べられてしまうかもと逃げてしまいます。

しょんぼりする赤鬼に、友達の青鬼が、自分がわざと村でちょっと暴れるから人間の前で自分をなぐってこらしめるふりをするように赤鬼に言います。

それを実行して、信頼を得た赤鬼は、人間達と仲良く暮らせるようになります。しかし、心のどこかで青鬼君のことが気になっていた赤鬼は、青鬼のお家を訪ねます。

戸に貼ってあった赤鬼にあてた手紙に、赤鬼は涙を流します。

心の優しい鬼たちが、本当の友情とは何かをやさしく伝えてくれる絵本です。

ないたあかおに

まよなかのほいくえん  いとうみく作/広瀬克也絵

今日はほいくえんのお泊り会。こうたはみんなと楽しくお泊り会を過ごします。

でも夜寝る前に先生のほいくえんのおばけのお話を聞くとちょっとこわくなって眠れなくなります。

しかもトイレに行きたいこうた。誰も起きてくれないので一人でトイレに行きます。

すると、ほいくえんのおばけと出会ってしまい。。。

おばけは子供にとって、怖いけれどとっても興味はあるものです。この本はおばけをチャーミングに描いて、おばけと仲良くなれる絵本です。

3歳の娘が何度も読んでとせがんだお気に入りの絵本です。

「まよなかのほいくえんの表紙

 

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